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‘知’の蓄積・伝承
★社内のOffJTトレーニングとして色々なものを受ける機会がありますが、その目的はもちろんトレーニングで習得した知識やスキルを活用して、通常業務の中で成果を出すことです。しかしながら、せっかくトレーニングを受けてきたものの、職場に戻ってから少し時間が経つといつもの‘日常’に戻ってしまうということをよく耳にします。また一方では、トレーニングには会社も本人も時間や金、労力などをかなりかけていますから、効果があまりないことは許されないのですが、効果が期待できる人が一部であったり、全体的に効果が見られないために、そのトレーニング自体が中止になってしまうことも昨今では珍しくなくなってしまいました。

★そこで今回はトレーニングのあり方について一例を使って少し考えてみたいと思います。中堅クラス対象の定番トレーニングとして ‘コーチングとティーチング’のコースがありますが、ティーチングはOJTの中で日常的に行われているので、実際はOffJTトレーニングとしてはコーチングだけが取り上げられていることが多いようです。それぞれのトレーニングの内容はここでは控えますが、一番の違いは課題・問題に対する答えをティーチングでは教える人が持っているのに対して、コーチングでは教えられる人が持っているということです。

★そのためコーチング・トレーニングでは教えられる人が持っている答えをどのようにして引き出すかというスキルが教えられることになります。しかし、最近問題なのは、答えをどちらも持っていない ということが増えていることではないでしょうか。先ほどコーチングの場合は教えられる人が答えを持っていると言いましたが、実際にはその答えも教える人が持っているいくつかの答えの中の一つであり、その中の一つを選べるように教える人が導いているというのがほとんどだったと思うのですが、今は見本のない時代に入っていますので(‘見本のない時代に’参照)、教える人も自分の答えに自信が持てず、教えられる人が出した答えがその人にとって良いかどうか判断できないことが増えているように思えます。

★従いまして今必要なことは、答えのわからないものを教える人と教えられる人が一緒に探すという姿勢だと思います。つまり上司であったり社内での成功者であったりする人がそこまでこれた理由が、これからも同じように通用するとは限らないので、教える人は答えを出すための考え方や視点、一度出した答え(だと信じたもの)をいかに追い求め続けるかといったことをアドバイスすることが今は必要なのだと思います。

★しかし実は更に問題なのは、今後しばらくの間は、トレーニングの機会が増えることは期待できず(‘脱・教育の機会減少’参照)、既にトレーニングを受ける人材の絞り込みなどによるトレーニング機会の限定化が起こっているので、益々‘答え’を自分自身で探さなければならないことが増えていくということです。即ち、将来は知識・スキルの向上の自己責任化が進むというように見えるのです。そうしますと、本人の負担がかなり増えてきてしまうことや各人の知識・スキルのばらつきなどがでてきてしまうことが考えられ、その結果として企業の成果にも良くない影響が出てしまうことが懸念されます。このように考えますと、知識・スキルなどの各企業ごとの ‘知’の蓄積や伝承の仕組みを構築するかどうか、できるかどうかは、企業の存続・成長にとって非常に重要な課題だと言えると思います。その仕組み自体が今までにない‘見えていない答え’なので、各企業の取り組みに期待したいところです。




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[2011/10/13 22:55] | キャリア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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